5月3日バッチリ晴れ渡った天候の中、2008 CRUSADERSの幕開けとなる試合が行われた。
相手は昨年も南山大学グランドで戦い、勝利した名古屋商科大学。
13:00Kick Off。甲高いホイッスルの音が南山大学グランドに響き渡り、名古屋商科大学のキックオフで幕は切って落とされた。
今年度オフェンスリーダー#50阿部が率いるOFの1プレー目で衝撃が走った。
今年のエースは俺だ!といわんばかりの70ydsハイパーランを#22木全が我々に見せ付ける。(PAT成功、7-0)
会場のボルテージはどしょっぱつからMAX!
変わったDFは、DLの暴れん坊将軍#56水向率いるDFが名古屋商科大学の攻撃を3回でバッサリ断ち切った。
DFのその見事な勢いそのままに、「俺がいれば大丈夫」とさきほどに続く#22木全の74yds激RUN。(PAT成功、14-0)
走り出した#22木全は留まるところを知らず、「OFだけではない、俺はKICKでも輝く」といわんばかりに50ydsパントリターンタッチダウンを奪う。(PAT成功、28-0)
第1Qだけで観客の心をわしづかみにした#22木全、またこれがイケメンなのである。
第2Qに入っても、相変わらずDFは相手にフレッシュをあたえることなくガッチリ押さえ込む。
随所に見られるDF陣の鋭いタックル。暴れるDL、躍動するLB、隙を与えないDB。
第2Q終了まで相手に一切フレッシュを与えない姿はまさしく戦士であった。
一方OFでは#28松岡が重戦車のごとく砂ぼこりをあげエンドゾーンへ爆走し、61ydsのTouchdownラン。(PAT失敗、34-0)
その後、南山OFは初めてのパントになるがここで#8高木のナイスなコントロールパントで苦しい位置からの攻撃を強いられる名古屋商科大学OF。
そしてまたもや南山OFに見せ場が!
QB#7増田は成長著しいWR#10永井の手に吸い込まれるような見事なパスを投げ、#10永井はその増田から受け取ったボールを大事に大事にエンドゾーンへ。
36ydsの華麗なパスプレーに魅了される観客。(PAT失敗、40-0)
前半は見事な試合運びで終えることができたCRUSADERS。
後半がはじまり第3Q、まだまだ若い力は衰えず、#22木全の9yds Touchdownランが決まる。(PAT成功、47-0)
ここで見落としてはいけないのがOLのブロックである。
#50阿部は見事なまでのその肉体で相手DLをバッタバタなぎ倒し道を開いた。
そしてまだまだ相手にフレッシュを与えることのないDF陣。
磐石の状態で舞台は第4Qへ。
第4Q開始早々、いぶし銀RB#3浅野、根性の5yds Touchdownラン。(PAT成功、54-0)
今年もよろしくお願いします。
一方DFは名古屋商科大学のパスプレーにより2008初のフレッシュを与えてしまう。
しかし、締めるところは締めるDF、相手のファンブルを誘い攻守交代。
日ごろからボールへの集まりを意識するDFのファインプレーであった。
DFから攻守交代のプレゼントをもらったOFだが、なかなか前進できずFieldGoalを狙う。
しかしここで痛恨のスナップミスが起こる。
ここで冷静に対処したホルダーである#13水谷はPassでうまくつなぎフレッシュを奪取。
そしてそのチャンスを生かすQB#7増田の華麗なる5ydsのTDラン。(PAT成功、61-0)
このときの左OT#70水戸の相手を翻弄するブロックは見事なものであった。
これからの活躍に期待、まずは体重から。
DFにやや疲れが見えはじめ、名古屋商科大学はパスプレーを通していく。
前のOFプレーでインターセプトを喫し、流れは少しずつ名古屋商科大学へ。
しかしそこはやはり荒ぶるDF陣、Touchdownは絶対に与えないという気持ち、魂を込めたタックルで見事阻止。
相手に行きかかった流れを強引にたぐりよせてくれた。
最後はやはり俺が締めますと#22木全の本日6つ目のTouchdownラン。(PAT成功、68-0)
そして忘れてはいけないのは08年度副将DB#26佐藤の技がキラリと光るインターセプト。
そしてゲームを終わらせたLB#9野田のドッジボールキャッチインターセプト。
ここで試合終了。
68-0で2008 CRUSADERSの初勝利。
おめでとう!よくやった!と心から思う。
しかし、これで満足してはいけない。
まだまだミスが多く、とても手放しで喜べることができない内容だったことは、選手自身が肌で感じていることだろう。
この試合で露呈された課題を、次節の光生トヨタブルファイターズ戦で確実に拭い去り勝利を掴んで欲しい。
そして何よりもアメリカンフットボールを楽しんでほしいと心から願う。
応援してくださる皆様も、これからキラッキラのダイヤモンドになっていく2008 CRUSADERSに期待していただきたい。
(レポート By 04生 山本氏、福田(啓)氏)
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5月18日、曇り空から時折強い日射しの照りつける天候の中、2008 CRUSADERS 春の2戦目である「第一回ひまわりボウル」が行われた。
相手はCRUSADERSのOBも多数参加する社会人XリーグDiv.3所属チーム、光生トヨタブルファイターズ。
試合前のセレモニーを終え、13:00にホイッスルの音が鳴り響き、光生トヨタのキックオフにより戦いの火蓋は切って落とされた。
CRUSADERSオフェンスは南山の誇るエースRB#30穂積のランで早速1stダウンを獲得するも、その後の攻撃が抑えられ、パントとなり、攻守交替。
かわったCRUSADERSディフェンスに対し相手オフェンスはいきなりRBにパスを投げさせるトリックプレーで奇襲を仕掛けるも、ディフェンスはこれに冷静に対処し、ディフェンスリーダーである#56水向の素早いタックルなどで、きっちり3回で抑えた。
ディフェンスのいい流れに乗りたいオフェンスだが、相手の反則などのミスにつけこめず、逆に南山OBの谷口選手(91生)によるQBサックなどでロスしてしまいパントに追い込まれる。
一方、ディフェンスはDE#5大西(達)の素晴らしいパスラッシュなどで相手にフレッシュを許さず、いい流れのままパントに追い込む。
かわったオフェンスは前の試合のヒーローRB#2木全のオプションプレーからのランで1stダウンを奪うものの得点には至らず、パントとなる。
そしてディフェンス。ここでまた見せたのがディフェンスの熊#56水向!相手のRBをスクリメージの奥5ydsで仕留めるDLのお手本のようなタックルで存在感を猛アピール!
その後始めて1stダウンを更新されるも、またまた#56水向のタックルや必殺仕事人LB#32川辺の素早い上がりからのタックルなどで相手にそれ以上の仕事はさせずオフェンスへバトンタッチ。
しかしオフェンスは反則などでなかなか流れにのれず、すぐに攻撃権を放棄。
すると続くディフェンスはこのシリーズ最初のプレーでいきなり20ydsのゲインを許し、ゴール前8ydsまで攻め込まれると、最後は相手QBにエンドゾーンに持ち込まれ今季初の失点を許してしまう。(PAT失敗、0-6)
しかしその直後のキックでやってくれました!
頼れる男RB#30穂積が取られたらすぐに取り返したる!とばかりにキックリターンから一気に90ydsのTouchdown RUN!!
DB#43大西(康)が確実にPATを決め、逆転に成功。(PAT成功、7-6)
第2Qはディフェンスから。ディフェンスはLB#32川辺のハードタックルやDL#65秦野のタックルなどで相手オフェンスを3回で終わらせ、攻守交替。
するとオフェンスは#50阿部率いるOL陣とFB#28松岡のぶち開けた穴にRB#30穂積が突っ込み1stダウンを獲得。
勢いは止まらず、穂積さんばかり目立たせないとばかりにRB#木全のボディーバランスを生かしたランで再びダウンを更新すると、アメフトはランばかりじゃないとセンスフルQB#7増田から長身イケメンエースWR#6後藤へのロングパスが決まり、敵陣ゴール前8ydsまで一気に攻め込む。
最後はQB#7増田がキープからそのまま華麗にTouchdown!!(PAT成功、14-6)
かわったディフェンスは相手に1度はダウンを更新されるも、その後をきっちり抑え、攻守交替。
するとオフェンスはこのシリーズ1発目で観客を沸かせる。
QB#7増田から放たれたロングパスは美しい放物線を描き、WR#6後藤の腕の中へ!後藤はそのままエンドゾーンを駆け抜けダメを押すTouchdown!!(PAT失敗、20-6)
ディフェンスはその後の光生トヨタの攻撃を完全にシャットアウトし、相手をパントに追い込む。
オフェンスはRB#22木全のラン、期待のガタイ系WR#1江口へのパスで着実にゲインを重ねるも、得点にはつながらず、そのまま前半を終了。
前半はなかなかの試合運びを見せたCRUSADERS。
後半が始まり、第3Q。
ディフェンスは久しぶりに相手の攻撃3回で終わらせる。
するとかわったオフェンスは、渋い男RB#3浅野のランや今後ののびしろ十分のWR#81山田へのパスで少しずつゲインするものの、ダウン更新はならず、攻守交替。
引き継いだディフェンスはLB#32のナイスパスカバーなどで再び相手を3回で止め、オフェンスへチェンジ。
オフェンスはランでダウンは更新するのだが、パスミスなどで流れを持ってこられず、パントとなる。
ここでキッカーDB#8高木が蹴ったボールは相手に当たり、光生トヨタは自陣7ydsという苦しい位置からの攻撃を強いられる。
ディフェンスは相手のロングパス主体の攻めにも動じず、相手オフェンスを3回で断つ!
ディフェンスのいい流れをそのまま攻撃に生かしたいオフェンスだったが、このシリーズいきなりファンブル!
ボールは相手にリカバーされてしまう・・・オフェンスはここで痛恨のミスが出てしまった。
何とかすぐにオフェンスへつなげたいディフェンスだったが、相手のランや正確なロングパスで一気に自陣ゴール前4ydsまで攻め込まれ、最後は相手RBにタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、20-13)
CRUSADERSは相手に追い上げられ苦しい状況で第4Qへ。
第4Qに入っても光生トヨタの猛攻は続く。
ディフェンスは次々とパスを通され自陣ゴール前14ydsまで攻め込まれる苦しい立ち上がり。
このピンチにディフェンスはこのシリーズから登場したDL#52宮本の執念のタックルなどで何とかしのぐ。
しかしオフェンスは続くシリーズも得点に結びつけることができず、攻守交替となってしまう。
ディフェンスはDB#26佐藤の活躍などで相手を4thダウンinchまで抑えるが、ギャンブルプレーのQBスニークで1stダウンを許すなど相変わらず苦しい展開。
このピンチを救ったのがDL2回生の2人。まず#52DL宮本が相手キャリアを潰すと、続くランプレーでは巨漢DL#65秦野が相手OLのブロックをものともせずにRBを捕まえロスタックル!
秦野の勢いは止まらず、さらに次のランプレーでも豪快なロスタックル!!
彼の渾身のガッツポーズが飛び出し、ようやく光生トヨタの攻撃を終わらせた。
この時点で試合終了までの残り時間は1分弱。
かわったオフェンスはランプレーでしっかりと時間を消費していった。
そして試合終了!!20-13でCRUSADERSは前回に続いて勝利した。
社会人相手に勝利、そして連勝できたことは非常に嬉しいことである。
しかし、まだまだこんなものではない。
オフェンスもディフェンスもまだミスが目立ち、このままではこの先、最高の結果を手にできないと選手たちは痛感していることだろう。
この試合で出た課題をしっかりと修正し、「妥協なし」の取り組みで次の上智大学戦は納得できる「勝利=完勝」という形の結果を残してもらいたい。
またCRUSADERSを応援し、支えてくださる皆様には、さらに進化を遂げていくCRUSADERSに是非とも期待していただきたい。
(レポート By 04生 横山氏)
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5月31日、五月雨が降る中、2008 CRUSADERSの3戦目となる試合が南山大学グラウンドにて行われた。
相手は昨年、一昨年と苦渋を舐めさせられている上智大学。
今年は絶対に負けられない試合である。
14:45Kick Off。
ホイッスルの音がグランド中に響き渡り、戦いの火蓋が切って落とされた。
Kick Offは頼れるキッカー#8高木。
ここは、激しいキックラッシュで相手の出鼻をくじいておきたいCRUSADERSだが、逆に上智大学にいきなりキックオフリターンタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、0-7)
会場に嫌なムードが流れるが、それを吹き飛ばしたのはやはりこの男、ご存知今期副将エースRB#30穂積。
続くキックリターンでナイスリターンを見せチームを盛り上げる。
続くオフェンスは今期オフェンスリーダーのOL#50阿部とRB#28松岡の重量級コンビが最初のプレーから見せた。
ディフェンスをなぎ倒しながら中央を突破し、大きくゲイン。
また、豪腕パサーQB#7増田から眠れる獅子ことWR#81兼山へのパスが次々とヒット。
二人のホットラインは会場を大いに沸かせる。
順調にゲインを重ねるが、上智大ディフェンスの堅守に阻まれ攻守交替。
しかし続く上智大オフェンスを、今期主将#17加納率いる#9野田、#54佐野の今年も魅せますLBトリオを中心とした堅い守りできっちりとシャットアウトし、オフェンスにバトンを渡す。
第2Qにはいり、オフェンスでは絶好調QB#7増田とWR#81兼山のホットライン、エース#30穂積の相手ディフェンスのタックルをものともしない力強いランで大きくゲインし、フレッシュを重ねる。
しかし、ここでも相手の堅守に阻まれ、FieldGoalを試みるも失敗。
どうにも攻めきれないCRUSADERSオフェンス。
しかし、ここでCRUSADERSディフェンスの「俺たちが何とかしたる」といわんばかりのプレーが炸裂。
CB#8高木の意地のインターセプトで流れをCRUSADERSに持ってくる。
しかし、ここでもCRUSADERSオフェンスが上智大ディフェンスの堅守を崩せずパントに追い込まれてしまう。
悪い流れの状況の中、この男はやはり魅せてくれた。
エースRB#30穂積が、相手がファンブルしたボールをゴール前でリカバー。
上智大に行きかけた流れを、再びCRUSADERSに。
このエース活躍にオフェンス陣も黙ってはいない。
今期オフェンスリーダー阿部率いるオフェンス陣が魂のドライブ。
そして最後はRB#3浅野が相手のタックルにも負けない力強い走りでボールをエンドゾーンにねじ込みタッチダウン。(PAT失敗、6-7)
ここからは両チームのディフェンスが互いに得点を許さず、前半を折り返す。
後半が始まってもこの男は止まらない。
後半開始のキックリターンをRB#30穂積が敵陣の深くまでリターン。
このチャンスに今期副将の闘将#53中野率いるOL陣が奮起。
OL陣の力強いブロックとRB#3浅野、RB#22木全のナイスランで着々とゲインを重ねる。
最後はQB#7増田が自らエンドゾーンに駆け込み逆転のタッチダウン。(PAT失敗、12-7)
こうなると流れはCRUSADERSに。
続くディフェンスでは、今期ディフェンスリーダーDL#56水向、今期LBからコンバートしてきたDL#41磯本の激しいラッシュやタックルで上智大オフェンスを完封。
途中フレッシュを許すものの、主将LB#17加納が反撃の芽を摘み取るインターセプトし、流れ断ち切る。
ディフェンスの奮闘に応えたいオフェンスはオフェンス開始最初のプレーで豪腕パサー増田の右腕が火を噴く。
当然そのパスを受けるのは今や覚醒した荒獅子WR#81兼山。
絶好調ホットラインの59yds、独走タッチダウンパスが決まり、その後のキックも今売り出し中のキッカー#43大西が確実に決める。(PAT成功、19-7)
続くディフェンスもDL#41磯本のナイスタックルにより、きっちりと3回でしめる。
オフェンスでは今期最注目RB#22木全のナイスランにより、順調にゲインを重ねていく。
そしてRB#22木全のチェンジオブペースを使った絶妙のランが炸裂しタッチダウン!が、
ここでCRUSADERSにホールディングの反則があり、幻のタッチダウンとなってしまう。
ここで奮起したいオフェンスだったが上智大ディフェンスの堅守に阻まれ攻守交替となり第3Q終了。
第4Qは上智大オフェンスの猛攻となる。
しかしここでも、CRUSADERSの暴れん坊コンビDL#56水向とDL#65秦野の激しいラッシュ、寡黙なスナイパーLB#54佐野のQBサックなどで上智大学に流れを渡さない。
続くオフェンスではパワーランナーRB#28松岡のランや、CRUSADERSのハイタワーWR#6後藤へのパスがヒットし順調にゲインを重ねていくが、反則による自滅やインターセプトにより攻めきれず攻守交替。
続くディフェンスでは、DL#41磯本のQBサックをはじめとするDL陣の激しいラッシュ、LB#54佐野のQBサックで上智大オフェンスをシャットアウト。
この後、両チームともオフェンスが攻めきれず、最後はCRUSADERSオフェンスが時間を使い切って試合終了。
19-7でCRUSADERSが勝利し昨年、一昨年のリベンジを果たした。
CRUSADERSは名古屋商科大学戦、光生トヨタブルファイターズ戦に続いて春3連勝。
おめでとう、よくやったと心からから言いたい。
3戦とも「勝つ」という最高の結果を出したということは素晴しいことだと思う。
しかし、この3戦を通じて多くのミスや課題が浮き彫りになっているというのも事実である。
それらを『妥協なし』というスローガンのもとで一つ一つクリアにしてき、次の大阪産業大学戦、そして秋のリーグ戦においても最高の結果を出してもらいたい。
応援してくださる皆様も一戦一戦に対し妥協なく取り組み、最高の結果を出していく2008 CRUSADERSに大いに期待していただきたい。
(レポート By 04生 天野氏)
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