CRUSADERS 2017 RESULT

日時
対戦校
グラウンド
キックオフ
9月3日(日)VS 名古屋大学四日市ドーム17:00
10月1日(日)VS 名城大学四日市ドーム13:00
10月14日(土)VS 信州大学東員町スポーツ公園陸上競技場13:30
10月29日(日)VS 名古屋工業大学名古屋市港サッカー場10:30
11月11日(土)VS 中京大学東員町スポーツ公園陸上競技場10:30
11月18日(土)VS 岐阜大学(入替戦)四日市ドーム12:00

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9月3日(日) 四日市ドーム 17:00 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学 13 28
名古屋大学 13 33

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
1 1:16 名古屋 Rush #6 92 Kick G
1 9:12 名古屋 Rush #6 1 Rush NG
2 4:41 名古屋 Rush #1 33 Kick NG
2 11:33 南山 Rush #4土本 2 Kick G
3 4:57 南山 Pass #4土本 → #2伊東 8 Kick G
3 7:19 名古屋 Pass #1 → #81 6 Pass NG
3 9:08 南山 Rush #5塗師 30 Pass NG
4 0:11 南山 Pass #4土本 → #5塗師 60 Rush G
4 2:28 名古屋 Safty



4 3:27 名古屋 Pass #1 → #6 13 Rush NG


南山大学 VS 名古屋大学
4 タッチダウン 5
2-2 PAT(1Point) 2-1
2-0 PAT(2Point) 3-0
0-0 フィールドゴール 1-0
0 Safety 1

27
(14-8-5)
1st Down
(ラン-パス-反則)
24
(10-10-4)
29-158yds
(29-16-1)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インターセプト)
21-231yds
(21-16-0)
36-248yds ラン回数-獲得ヤード 24-200yds
65-406yds 攻撃回数-獲得ヤード 45-431yds

5-▲31yds 反則回数-損失ヤード 4-▲25yds
0-0 ファンブル回数-喪失 4-3

25:30 TIME OF POSSESSION 22:30
3/10 3rd Down Conversions
(成功/試行)
2/6
2/4 4th Down Conversions
(成功/試行)
2/2


<GAME REPORT>

2017年9月3日、四日市ドームにて待ちに待った東海学生アメリカンフットボール秋季リーグ戦が開幕。
CRUSADERSの初戦の相手は名古屋大学。
東海優勝を達成するためには絶対に落とせない試合である。

【1Q】
CRUSADERSのキック、名古屋大学のリターンで試合開始。
CRUSADERSでのラストシーズンを迎えるDL#61倉知、#70臼井など主力が残るディフェンス陣には気迫迫るプレイを期待したい。
しかし、名古屋大学の攻撃から始まったファーストシリーズで、ディフェンスのタックルミスによりわずか3プレイでタッチダウンを許してしまった。(PAT成功、0-7)

ビハインドになり、どうしても取り返したいCRUSADERSは、去年から着実に成長しているRB#28佐藤のランに加えてパスに安定感が増した副将QB#4土本のパスによりフレッシュし、自陣まで行くもそこで流れを止められてしまう。 攻守が代わり、ファーストシリーズでの反省を活かしたいディフェンスは、名古屋大を4thダウンまで追い込むが、ギャンブルプレイによるフレッシュを許してしまい、相手に流れを奪われ、2本目のタッチダウンを許してしまった。(PAT失敗、0-13)

攻守が代わり、去年からエースレシーバーである副将WR#2伊東や今年サイズアップに成功したRB#3加藤へのパスが通りフレッシュを重ねたところで第1Qが終了した。

【2Q】
第1Q終盤の流れをそのまま活かしたいCRUSADERSだったが、ここで相手にパスをインターセプトされてしまった。
この嫌な流れを変えたいディフェンスであったが、流れに乗る名古屋大のランプレーを止めきれず、3本目のタッチダウンを許してしまう。(PAT失敗、0-19)

ここで点を取って流れを変えたいCRUSADERSオフェンスは、パスとランで着実に前進したが、タッチダウン間近でのギャンブルプレイを止められ攻守交替となった。
しかしこのすぐ後に、3回生ながら坊主と眉を剃り気合十分なLB#44肥田野が相手のファンブルボールをリカバーするナイスプレイ!
これによりオフェンスへのチャンスを繋いだ。
それに応えるように、オフェンスはQB#4土本が自らボールを持ちタッチダウンを決めた!(PAT成功、7-19)
ここで、前半が終了した。

【3Q】
CRUSADERSの攻撃から始まった後半は、フレッシュを重ね流れをつかみかけるが、パントに追い込まれてしまった。
しかしここで去年からの頼れる4回生LB#10渡辺が相手のファンブルを見逃さずリカバーするナイスプレイ!
そして、ここで作ったチャンスをWR#2伊東へのパスにつなげ、タッチダウンを決めた!(PAT成功、14-19)

この流れを離したくないCRUSADERS ディフェンスだったが、相手の猛攻を止めきれず、タッチダウンを許してしまう。(PAT失敗、14-25)

勝利を得るためにはこのシリーズでの得点が欲しいCRUSADERSは、ここで猛追を仕掛け、ランで確実にフレッシュを重ね、見事タッチダウンへつなげ追い上げる。(PAT失敗、20-25)

勝利するためオフェンスにつなげたいディフェンスは、思い切りが良いDB#43辻本のナイスタックルなどにより相手をパントに追い込んだ。
ここで第3Qが終了した。

【4Q】
最終第4Q開始後、名古屋大を惑わせるスペシャルプレイ!
2回生からアメフトを始めたWR#5塗師へのロングパスを成功させタッチダウンに成功! さらに、ここで2ポイントコンバージョンを成功させ逆転!(PAT成功、28-25)

攻守交替後、名古屋大オフェンスを止めきれずエンドゾーンまで肉薄されるが、ここで筆者の声援が届いたのか、練習に対していつも真摯な取り組みをしていたDL#61倉地がファンブルリカバーを決めた。
これには勝利の女神もCRUSADERSに微笑んだように思えた。
しかし、自陣エンドゾーンに肉薄である状況に加えて、名古屋大の尋常ではないプレッシャーにより、オフェンスはセーフティに追い込まれてしまった。(28-27)

続く流れをつかんだ名古屋大の猛追を許し、逆転のタッチダウンを許してしまう。(PAT失敗、28-33)

その後猛追を仕掛けるオフェンスは、エンドゾーンに肉薄するも試合残り時間26秒というところで4thダウンギャンブルが失敗し、惜しくも敗れてしまった。

リーグ開幕戦は黒星でのスタートになってしまったが、まだ優勝の可能性は残っている。
残り試合への準備にすべてを賭けて、是非とも優勝してほしい。
がんばれCRUSADERS!

(レポート By 13生 岩田氏)


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10月1日(日) 四日市ドーム 13:00 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学
名城大学 14 35

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
1 9:26 南山 Field Goal #4土本 39

1 10:21 名城 Pass #12→#8 66 Kick G
2 10:51 名城 Pass #12→#26 48 Kick G
3 3:18 名城 Rush #23 4 Kick G
4 9:35 名城 Rush #23 19 Kick G
4 10:19 名城 Rush #23 5 Kick G


南山大学 VS 名城大学
0 タッチダウン 5
0-0 PAT(1Point) 5-5
0-0 PAT(2Point) 0-0
2-1 FG 0-0
0 Safety 0

11
(6-5-0)
1st Down
(ラン-パス-反則)
18
(12-4-2)
27-111yds
(27-14-1)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インタセプト)
13-146yds
(13-7-0)
22-98yds ラン回数-獲得ヤード 37-176yds
49-209yds 攻撃回数-獲得ヤード 50-322yds

6-▲45yds 反則回数-損失ヤード 5-▲40yds
2-1 ファンブル回数-喪失 0-0

23:15 TIME OF POSSESSION 24:45
2/10 3rd Down Conversions
(成功/試行)
4/10
0/3 4th Down Conversions
(成功/試行)
1/2


<GAME REPORT>

2017年10月1日(日)、場所は四日市ドーム、前節で名古屋大に敗戦し後がないCRUSADERS。
ここは、是が非でも勝ちたい試合である。

【1Q】
名城大のキックで試合開始。ここでエースリターナー#2伊東によるビックリターン。
敵陣20ヤードからCRUSADERSのオフェンス。
RB#3加藤や#28佐藤のランでオフェンスを繰り広げるがフレッシュできず、フィールドゴールを試みる。
キッカーはQBも務める#4土本だが、惜しくもキックを外してしまい、絶好の得点機をものにすることはできなかった。
続くディフェンスは、DL#95島田やLB#44肥田野のランストップ、DB#31寺田のパスカットにより粘りを見せパントに追い込む。
その直後のドライブで、RB#28佐藤オープンプレイのランや2回生RB#49服部、WR#5塗師のパスキャッチにより敵陣深くまで攻め込む。
惜しくもタッチダウンは奪えなかったが、フィールドゴールをK#4土本が決め、CRUSADERSが先制する。(3-0)

CRUSADERSのキック、名城大のリターンで試合再開。
敵陣35ヤードからの名城大オフェンスは、プレイアクションパスが決めタッチダウン、あっさり逆転を許してしまう。(PAT成功、3-7)

名城大のキック、CRUSADERSのリターンにより試合開始。
小気味よいQB#4土本のパスが決まりゲインを重ねるも、痛恨のインターセプトを喫してしまい、自陣22ヤードで攻守交替となる。
ここで第1Qが終了した。

【2Q】
第2Q開始、第1Q終盤から続く名城大オフェンスを副将LB#51渡辺、DB#25梅本のナイスタックルにより4thダウンショートに追い込み、相手の中央へのランプレイをDL、LBの踏ん張りにより止め攻守交替。
先程のミスを取り戻したいオフェンス、RB#49服部へのショートパスやオープンのランプレイ、QBドローを織り交ぜ着々とゲインを重ねていくが、名城大ディフェンスも粘りを見せフィールドゴールトライとなる。
ここで痛恨のスナップのミスが出てしまい得点することができない。
交代したディフェンスは、名城大オフェンスを必死の集まりで食い止めるもプレイアクションパスでタッチダウンを奪われてしまう。(PAT成功、3-14)

名城大のキック、CRUSADERSのリターンにより試合再開。
WR#5塗師のスペシャルプレイにより敵陣まで攻め込むが、得点することができずにここで前半が終了した。

【3Q】
CRUSADERSのキック、名城大のリターンで後半開始。
敵陣40ヤードからの名城大オフェンス、DB#43辻本、DL#70臼井のナイスタックルにより何とかランプレイを止めるも徐々にゲインを許し、最後は中央のランを止めることができずにタッチダウンを奪われえる。(PAT成功、3-21)

名城大のキック、CRUSADERのリターンにより試合再開。
ずるずると引き離される前に何とか食らいついていきたいところ。
主将OL#56浅井、両面の#61倉地を中心としたオフェンスラインのナイスブロックによりランプレーでゲインを重ねるが、パントにより攻守交替。
名城大のランオフェンスをLB#57橋本、DL#87趙の3回生の頑張りによりパントに追い込む。
その後は両チームともオフェンスが停滞し、このまま第3Qが終了した。

【4Q】
最終第4Qに入り、自陣30ヤード名城大オフェンスより試合再開。
ピンチの場面でDL#70臼井がQBサックのビックプレー。
パントに追い込み自陣20ヤードよりオフェンス開始。
WR#2伊東のランアフターキャッチやRB#21稲吉のパスキャッチによりフレッシュを重ねるが、反則が重なり攻め切ることができない。
攻守交代後、名城大オフェンスをDB#14鈴木のナイスカバーなどで4thダウンショートに追い込むも、ギャンブルプレーを決められ、そのままタッチダウンへつなげられてしまう(PAT成功、3-28)

名城大のキック、CRUSADERSのリターンにより試合再開。
リターナーは#14鈴木、自陣35ヤードよりオフェンス開始。
しかし、直後のプレーでQBサックを決められてしまいファンブル、名城大がリカバーし攻守交替。
終盤にきて痛いミスがでてしまった。
その後、ディフェンスも悪い流れを断ち切ることができずさらにタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、3-35)

名城大のキック、CRUSADERSのリターンで試合再開。
ここからパスプレーでタッチダウンを目指すも、惜しくも及ばずそのまま試合終了となった。

これで2連敗となってしまったが、気持ちを切らさず残りの3試合に向け練習に励んでほしい。
頑張れ、CRUSADERS。

(レポート By 11生 石山氏)

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10月14日(土) 東員町スポーツ公園陸上競技場 13:30 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学 14 24
信州大学 13 27

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
2 0:06 信州 Rush #16 1 Kick NG
2 2:57 南山 Field Goal #9恒藤 32

2 4:48 信州 Rush #8 3 Kick G
3 3:48 信州 Rush #8 1 Kick G
3 5:38 南山 Pass #4土本→#2伊東 70 Kick G
4 0:11 信州 Rush #16 42 Kick G
4 5:45 南山 Pass #4土本→#2伊東 10 Kick NG
4 6:28 南山 Pass #4土本→#2伊東 49 Pass G


南山大学 VS 信州大学
3 タッチダウン 4
2-1 PAT(1Point) 4-3
1-1 PAT(2Point) 0-0
1-1 FG 1-0
0 Safety 0

15
(6-9-0)
1st Down
(ラン-パス-反則)
10
(7-1-2)
27-223yds
(27-13-2)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インタセプト)
11-37yds
(11-3-0)
27-135yds ラン回数-獲得ヤード 30-181yds
54-358yds 攻撃回数-獲得ヤード 41-218yds

9-▲95yds 反則回数-損失ヤード 0-0yds
1-1 ファンブル回数-喪失 1-1

25:43 TIME OF POSSESSION 22:17
4/12 3rd Down Conversions
(成功/試行)
3/11
1/2 4th Down Conversions
(成功/試行)
0/1


<GAME REPORT>

2017年10月14日(土)天候曇り。
東員町スポーツ公園陸上競技場にて、秋季リーグ3戦目vs信州大学が行われた。
信州大学とは春に対戦し勝利を収めてはいるものの、二部リーグから這い上がってきた執念と勢いは決して侮ってはいけない。
名古屋大学、名城大学に対し黒星を喫しているだけに、何としても勝利したい試合である。

【1Q】
CRUSADERSのキック、信州大学のリターンにより試合開始!
CB#31寺井のナイスタックルで早々にリターンを止め、信州大学自陣30ヤード付近よりオフェンス開始。
小柄なRBを中心に、切れ味鋭いランプレーを展開していく信州大学。
多少のゲインは許すものの、CRUSADERSディフェンスはきっちりとパントに追い込む。
血気盛んなディフェンスユニットだけに、パッションを前面に出したディフェンスを見せてくれるだろう。
続いてCRUSADERSのオフェンス。
昨年の#16をも凌ぐオプションプレーを見せるQB#4土本のランなどを試みるが、大きく進むことはできずに攻守交替。
多彩なレシーバー陣やセンスに満ちたバックス陣を土本が操り、スピーディーなオフェンスを奏でてくれることを期待したい。
代わった信州大学のオフェンス。
相手のショートパスに対して、CBになるべくして生まれた男、CB#25梅本の素早いタックルが炸裂!!
インターセプトすら狙えるナイスリアクションであった。
このようなディフェンスの積極的なプレーでリズムを作っていきたい。
代わったCRUSADERSオフェンスは、自陣ゴール前付近からの厳しいポジションでオフェンス再開。
着実なランプレーによりゲインをしたいところだが、信州大学のアグレッシブなディフェンスの前にやむなくパントとなってしまった。
両チーム同点のまま第1Qを終了する。

【2Q】
続く第2Qはパスインターフェアなどの反則により相手に大きく進まれ、ゴール前1ヤードのレッドゾーンからの信州大学のオフェンス。
ここで、中央のランプレーにより先制点を許してしまう。(PAT失敗、0-6)

信州大学のキックにより試合再開。
リターナーは元気と身体能力の塊RB#3加藤。
#49服部、#51渡辺、#14鈴木、#2伊東の連携のとれた美しいブロックの隙間を駆け抜け、40ヤード以上のビッグリターンを見せる。
彼のスピード感と力強さに満ちた走りは、アメリカンフットボールの魅力を体現しているといっても過言ではない。
続くCRUSADERSオフェンスでは、東海No.1WR#2伊東のモーションプレイや、踊るような軽快なステップを見せるRB#28佐藤のランプレーにより着実にゴールラインへと近づいていく。
リズムのよい展開であったが、最後まで攻めきれずにフィールドゴールを選択。
キッカーとしても絶大な信頼のあるQB#4土本。
多くの修羅場を抜けてきた彼に外す心配は無用である。
確実にキックを決めて点差を縮める。(3-6)

オフェンスが苦しんでいる時こそディフェンスの見せどころといきたい。
しかし、信州大学RBの素早いランプレーを止めることができず、追加点を奪われてしまった。(PAT成功、3-13)

攻守交替したCRUSADERSオフェンスは、ここまで黙っていたスピードスターWR#5塗師へのパス、CRUSADERSが誇る熱き主将OL#56浅井やブラインドサイドの巨壁OL#75清水が開けたホールをRB#28佐藤のランによりゲインを重ねていく。
続いて、たゆまぬ努力を続けるオフェンスリーダー、QB#7上村が指揮を司る。
経験則に多少の不安はあるものの、素早いオプションプレーは見るものを魅了する。
しかし、攻めのきっかけを掴むことができず、前半終了を迎える。

【3Q】
信州大学のキック、CRUSADERSのリターンにより後半開始。
CERUSADERSオフェンスは、プレイアクションによるロングパスを試みるも、信州大学にインターセプトされ攻守交替。
代わったディフェンスは、DL陣の素早い処理からのタックルや集まりの速さで進撃を許さない。
4thダウンに追い込みパントを蹴らせるものの、ファンブルにより相手ボールとなってしまう。
そのままズルズルと信州大学に攻め込まれタッチダウンを奪われる。(PAT成功、3-20)

リターンからのCRUSADERSオフェンスは、再度インターセプトを許し攻守交替となるが、優しき巨漢DL#61倉知の対面ごと倒すがむしゃらなタックルや、あきらめない男CB#31寺井の執念のパスカットにより得点を許さない。
未だリズムに乗れていないCRUSADERSオフェンスであったが、試合を見守る全ての人のお待ちかね、あの男がついにやってくれた。
QB#4土本が狙いを定め放ったボールは、相手ディフェンス陣を鼻で笑うかのごとく抜き去ってきた男の白いグローブに納まった。
そう、WR#2伊東だ。
こうなったら誰が止められるだろうか。
大きなストライドでスピードに乗ったままタッチダウン!!
負けず嫌いな彼がこのまま黙っているはずがない。
そしてPATは驚異の脚力LB#9恒藤が冷静にキックを沈め、反撃の狼煙をあげる。(PAT成功、10-20)

【4Q】
最終第4Qに入り一気呵成に攻めたいことろだったが、開始早々に信州大学のQBスクランブルにより、タッチダウンを奪われてしまう。(PAT成功、10-27)
追いつくためにも、これ以上の失点は何としても許されない。

リターンからのCRUSADERSオフェンスは、昨年から活躍するオフェンスマシーンRB#49服部へのパス、そして3rdダウンインチの場面でDL#87趙とDL#95島田のDLコンビをハーフバックに投入し、怪我に悩んだ眠れる獅子RB#21稲吉のランでフレッシュを獲得!
その後もラン・パスを巧みに駆使し、最後はWR#2伊東へのパスでフィニッシュ!!(PAT失敗、16-27)

CRUSADERSのキックオフ。
このままでは終われないCRUSADERSはオンサイドキックを選択。
キックが放たれ、信州大学の選手がキャッチの態勢に。
万事休すかと思われたところでキャッチミス!
逸らしたボールをRB#49服部が素早く押さえ、オンサイドキック成功により再びCRUSADERSのオフェンスに。
ボルテージは最高潮、会場は割れんばかりの歓声に包まれる。
確実に流れはCRUSADERSに傾いている。
そんな中で、彼が輝かないはずがない。
QB#4土本が相手ディgフェンスをかわしながら投じたボールは短いように思えた。
しかし、すかさずWR#2伊東が走り込んでキャッチ!!
ギアをフルに上げて加速し、最後は倒れ込んでタッチダウン!!!
底知れない彼の能力は東海学生リーグにとどまらないはずだ。
さらに2ポイントコンバージョンを成功させ、試合時間残り5分で3点差に迫る。(PAT成功、24-27)

いい流れのまま迎えたディフェンスでは、CB#25梅本の果敢な攻めや、アウトサイドの番人DL#87趙の激しいタックル、鬼の形相で相手QBに襲い掛かるDL#95島田らの3回生ディフェンス陣の活躍で完全にシャットアウト!!
パントに追い込むことに成功。
残り時間を考えても、これが最後の得点のチャンス。
CRUSADERSオフェンスは、RB#3加藤やRB#49服部へのパスを成功させ、じわじわと敵陣への侵入を果たしていく。
ここで逆転をかけてギャンブルプレーを試みるものの、信州大学の堅いディフェンスに阻まれてしまう。
これにより攻守交替し、ニーダウンで時間を使われ試合終了。

後半に怒涛の追い上げを見せ、勝利への望みが見えたところで負けてしまった。
もう後がないという事実を受け入れ、課題の改善に全力で挑んでほしい。
まだ終わっていない。頑張れ!CRUSADERS!!

(レポート By 13生 飯塚氏)

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10月29日(日) 名古屋市港サッカー場 10:30 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学 14
名古屋工業大学 14

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
2 11:51 名工 Pass #4→#88 1 Kick G
3 5:09 南山 Pass #4土本 → #5塗師 18 Rush NG
3 8:12 名工 Rush #21 1 Kick G
4 5:30 南山 Safty



4 9:19 南山 Rush #4土本 1 Rush NG


南山大学 VS 名古屋工業大学
2 タッチダウン 2
0-0 PAT(1Point) 2-2
2-0 PAT(2Point) 0-0
0-0 FG 0-0
1 Safety 0

15
(11-2-2)
1st Down
(ラン-パス-反則)
16
(10-6-0)
14-40yds
(14-5-1)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インタセプト)
13-49yds
(13-7-0)
38-125yds ラン回数-獲得ヤード 27-212yds
52-165yds 攻撃回数-獲得ヤード 50-261yds

4-▲25yds 反則回数-損失ヤード 5-▲60yds
0-0 ファンブル回数-喪失 3-3

25:28 TIME OF POSSESSION 22:32
6/12 3rd Down Conversions
(成功/試行)
4/10
0/1 4th Down Conversions
(成功/試行)
1/2


<GAME REPORT>

今シーズン未だ勝利の無い南山大学、前節では昇格チームである信州大学に敗れ崖っぷちに立たされている。
しかし、開幕戦では既に優勝を決めている名古屋大学を最後の最後まで苦しめる大激闘を演じ、そのポテンシャルが本物であることを我々サポーターは目の当たりにしている。
今日の名古屋工業大学戦では、オフェンス、ディフェンス共に初心に帰り、狂ってしまった歯車をもう一度噛み合わせるきっかけを作ってほしい。

【1Q】
CRUSADERSのリターンで試合開始、4回生RB#3加藤が快足を飛ばすも、名工大のキックが良かったこともあり大きなリターンにはならなかった。
その後の攻撃では、3回生RB#28佐藤昂のランプレーで流れを掴みたいところだったがが名工大ディフェンスの早い集まりもあり、パントに終わる。
続く名工大の攻撃では、CRUSADERSディフェンスはオープンプレーを止めることが出来ずに、ずるずるとゲインされてしまい、ゴール前へと運ばれてしまった。
この嫌な流れを断ち切ったのが4回生DL#70の臼井貴洋である。
逆サイドのランプレーに対し素早いリアクションと、大きな図体からは創造を絶するスピードでタックルを決め、観客を沸かせる。
そんな4回生の姿に触発されたのか、3回生DL#87趙在朋もナイスタックルで存在感を見せ付ける。
次のプレーでは、絶対にタッチダウンを取らせまいとするCRUSADERSディフェンスの気迫が名工大オフェンスの焦りを誘発し、名工大は反則で罰退する。
4thダウンで名工大はフィールドゴール隊形からのギャンブルプレーを試みた。
しかし4回生DB#31寺井翔洋は冷静だった。
まるでギャンブルプレーを見越したかのようなリアクションで相手を止め、CRUSADERSのゴールラインを守った。
ディフェンスが呼び込んだ流れを生かしたいCRUSADERSオフェンスは、3回生RB佐藤昂のランプレーで前進を狙うが、惜しくもパントに追い込まれてしまう。
4回生WR#2伊藤良涼のナイスパントや3回生LB#57橋本敬太のナイスタックルもあり、名工大は3rdダウンアウトに終わる。

【2Q】
CRUSADERSオフェンスでスタート。
投げて良し、走って良しの4回生QB#4土本兼太朗や、クイックネスとパワーを兼ね備える3回生RB#28佐藤昂が持ち味を発揮し敵陣までボールを運び、また、パント隊形からのギャンブルプレーでなんとかタッチダウンを狙うも、ギャンブルは失敗してしまい、流れは名工大に傾いたかに思われた。
しかし、今日のCRUSADERS大学ディフェンスは粘りの姿勢を貫いていた。
名工大のロングパスが決まったかのように見えたが、4回生DB#14鈴木寿明が手品師のような手さばきでファンブルを誘発させ、CRUSADERS大学がボールを確保した。
絶対に流れを相手に渡さない!!という文字が彼の背中に確かに見えた。
流れをそのままにタッチダウンを狙いたいCRUSADERS大学オフェンスだったが、名工大ディフェンスも気迫を前面に押し出したディフェンスを見せ、パントに追い込まれてしまう。
次のシリーズで、CRUSADERSディフェンスは名工大オフェンスのランパスの出し入れに翻弄されタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、0-7)

【3Q】
CRUSADERSのキックで後半スタート。
2回生DB#9恒藤凌のキックは、絶妙なバウンドで相手リターナーの脇をすり抜け、CRUSADERSディフェンスに絶好のフィールドポジションをもたらした。
3回生LB#44肥田野広己のナイスタックルもあり、一度はフレッシュを許したものの、CRUSADERSディフェンスによるプレッシャーが相手のファンブルを引き起こし、絶好のフィールドポジションをオフェンスにプレゼントした。
追い風を浴びるCRUSADERSオフェンスは、3回生RB佐藤昂の1人や2人ののタックルでは止まらない猪の様なランで前進すると、4回生QB#4土本兼太朗がプレッシャーを受けながらもエンドゾーンに正確無比なパスを投げ、そのパスを4回生WR#5塗師惇が地面すれすれのスーパーキャッチでタッチダウン!!
その後のツーポイントコンバージョンは失敗したものの、何とか食らいついた。(PAT失敗、6-7)

CRUSADERSのキックで試合再開。
名工大オフェンスはQBのランプレーで一気にCRUSADERS大学のエンドゾーンにボールを運び、タッチダウンかと思われたが、エンドゾーン直前でQBがガッツポーズをし、スポーツマンシップに欠ける行為とされ、タッチダウンは取り消された。
如何なるスポーツにおいても対戦相手に対して尊敬を欠いてはならないのである。
名工大は15ヤード罰退してCRUSADERS自陣25ヤードからのディフェンスであったが、ランプレーを止めることが出来ずにタッチダウンを許してしまう。(PAT成功、6-14)

【4Q】
名工大のナイスパントによりCRUSADERS自陣7ヤードよりファーストダウン。
良くないフィールドポジションだったが、3回生RB#28佐藤昂のランプレー、また、4回生QB#4土本兼太朗のスクランブルからのカミソリのような突破でファーストダウン。
これで勢いに乗りたかったCRUSADERSオフェンスだったが、続くプレーは止められ辛くもパント、4回生WR#2伊藤良涼の敵陣深くへと転がるナイスパントでディフェンスへとバトンを託した。
CRUSADERSディフェンスは絶好のフィールドポジションを活かすべく、ハードプレッシャーをかけ続け、相手のミスを誘いセーフティーを奪う。(8-14)

名工大のキックで試合再開。
CRUSADERSリターンチームはリバースフェイクで敵を翻弄し、4回生RB#3加藤がビッグリターンを演じる。
CRUSADERSオフェンスもリターンの勢いそのままに、4回生WR#2伊藤良涼の切れ味鋭いカットからの突破や、パワー&クイックネスでおなじみ3回生RB#28佐藤昂の連続ランプレー、また、4回生QB#4土本兼太朗から4回生WR#5塗師惇へのゴールラインぎりぎりへと落とす繊細なコントロールパスに名工大ディフェンスはたまらず反則を犯し、CRUSADERSは敵陣2ヤードという絶好のポジションからファーストダウン。
そして、4回生QB#4土本兼太朗の相手の意表を突くQBスニークによりタッチダウン!!
PATが決まれば見事逆転の場面だったが、雨で手が滑ったのかボールを置けずに痛恨のキック失敗。(PAT失敗、14-14)

CRUSADERSのキックで試合再開。
オンサイドキックを試みるも無情にも名工大にリカバーされてしまう。
CRUSADERSディフェンスにとって苦しいフィールドポジションから始まった名工大の攻撃だが、4回生LB#10渡辺良太の矢のようなタックルが名工大のオープンランに突き刺さり、パントへと追い込んだ。
また、名工大のパントカバーチームのスナップミスもあり、CRUSADERSに追い風が吹いているように感じられた。
後が無いCRUSADERSオフェンスは、フリッカーパスを試みるが、インターセプトされ、名工大がニーダウンでそのまま試合終了。

入替戦回避のためには絶対に勝たなければならない戦いだったが、悔しい引き分けとなってしまった。
まだまだ続く2017年シーズンのクルセイダーズの戦いだが、必ずや最後は笑顔で終われるよう、顔を上げて前進し続けてほしい。

(レポート By 11生 村上氏)



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11月11日(土) 東員町スポーツ公園陸上競技場 10:30 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学 16
中京大学 22 22

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
1 11:59 南山 Intercept Return #14鈴木 78 Kick G
3 6:44 南山 Field Goal #4土本 20

4 10:12 南山 Rsuh #2伊東 20 Kick NG
4 11:20 中京 Pass #8→#7 32 Pass G
4 11:45 中京 Pass #8→#7 25 Rush G
4 11:59 中京 Pass #8→#31 65



南山大学 VS 中京大学
2 タッチダウン 3
2-1 PAT(1Point) 0-0
0-0 PAT(2Point) 2-2
1-1 FG 0-0
0 Safety 0

11
(6-5-0)
1st Down
(ラン-パス-反則)
14
(5-8-1)
17-64yds
(17-8-2)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インタセプト)
29-223yds
(29-18-1)
30-85yds ラン回数-獲得ヤード 23-45yds
47-149yds 攻撃回数-獲得ヤード 52-268yds

1-▲10yds 反則回数-損失ヤード 4-▲25yds
2-0 ファンブル回数-喪失 0-0

26:07 TIME OF POSSESSION 21:53
4/12 3rd Down Conversions
(成功/試行)
3/13
1/1 4th Down Conversions
(成功/試行)
1/1


<GAME REPORT>

2017年11月11日(土)、東員町スポーツ公園陸上競技場にて、中京大学との試合が行われた。
もう後がない試合であり、非常に重要な位置にある試合でもある。

【1Q】
CRUSADERSのキックリターンから試合開始。
最初のシリーズでは両チーム特にゲインはない展開で始まった。
しばらく均衡状態で試合が進むがその均衡がとうとう崩れる。
DB♯14鈴木が見事なパスカットをして、そこからリターンタッチダウン。
ナイスプレーである。(PAT成功、7-0)
その後は両チーム要所を締め、互いに無得点で終わる。

【2Q】
第2Qは両チームとディフェンスが気迫をみせ、両チーム共に点が入らない。
DL#70臼井の頑張りを筆頭にディフェンス全員でパッシュートを頑張っており、全員で止めるという意識が伝わってきた。
一方で、オフェンスは中々ビックプレーが出ず苦しい展開が続く。
そうして、大きな展開の動きもなく2Qが終了した。

【3Q】
中京大のキックリターンで試合の後半が始まる。
最初のキックカバーでは、奥でしっかりと相手リターナーを止め幸先のいい始まりを迎える。
その後はCRUSADERSのディフェンスがしっかりと中京大オフェンスを抑え、その次のシリーズで、RB#21佐藤と、QB#4土本の頑張りもあり、フィールドゴール圏内まで持ち込む。
そこで、キッカーとしてQB#4土本が確実にキックを決め3点を追加する。(10-0)
そしてCRUSADERSが優位な展開のままに4Qを迎える。

【4Q】
4Qも依然CRUSADERSが優勢な展開が続く。
WR♯2伊東のランプレーなどのナイスプレーでドライブを続ける。
そして、再びWR#2伊東のナイスランプレーでタッチダウン。
再び中京大学との点差を広げる。(PAT失敗、16-0)

しかし、ここからCRUSADERSにとって厳しい展開が続く。
中京大にロングドライブを許しパスによるタッチダウンを許してしまう。
また、ツーポイントコンバージョンも決められ不穏な空気が流れる。(PAT成功、16-8)

その後のオンサイドキックも決められてしまい、再び中京大の攻撃が続く。
そして再びパスでのタッチダウンを中京大に許し、今度はQBキープによりツーポイントコンバージョンも成功されてしまう。(PAT成功、16-16)

さらに勢いのままにキックリターンから試合終了直前に追加点を許し、とうとう逆転されてしまった。(16-22)

そのまま試合は終了。
入替戦行きが決まってしまった。
次の試合は本当に絶対負けることが出来ない試合であるので、しっかりとした覚悟を持ち試合にのぞんでほしい。
がんばれCRUSADERS!!

(レポート By 13生 神戸氏)

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11月18日(土) 四日市ドーム 12:00 Kick Off

大学名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
南山大学 14 28
岐阜大学

当日のゲーム速報のまとめはこちらから!

<得点経過&スタッツ>

Q Time Team Play Player Yds PAT G/NG
1 3:08 南山 Pass #4土本 → #2伊東 4 Kick G
2 5:45 南山 Pass #4土本 → #5塗師 8 Kick G
2 9:43 南山 Fumble Return #14鈴木 33 Kick G
4 7:30 南山 Pass #4土本 → #19海野 29 Kick G


南山大学 VS 岐阜大学
4 タッチダウン 0
4-4 PAT(1Point) 0-0
0-0 PAT(2Point) 0-0
1-0 FG 0-0
0 Safety 0

18
(5-13-0)
1st Down
(ラン-パス-反則)
16
(6-10-0)
33-237yds
(33-20-1)
パス回数-獲得ヤード
(試投-成功-インタセプト)
35-146yds
(35-16-2)
29-54yds ラン回数-獲得ヤード 18-82yds
62-276yds 攻撃回数-獲得ヤード 53-228yds

1-▲5yds 反則回数-損失ヤード 1-▲10yds
0-0 ファンブル回数-喪失 3-1

28:39 TIME OF POSSESSION 19:21
10/16 3rd Down Conversions
(成功/試行)
3/11
0/0 4th Down Conversions
(成功/試行)
0/5


<GAME REPORT>

11月18日土曜日、四日市ドームにて天気は雨。
入替戦という、選手達へのプレッシャーが天気に出ているようだった。
対戦相手は去年の最終戦で死闘を繰り広げた岐阜大学PHANTOMS。
接戦の末、倒したはずの幻影がまた十字軍の前に立ちはだかる。
岐阜大の何をしてくるか分からない不気味なプレイングは、CRUSADERSの選手達が一番よく知っている。
しかし岐阜大がどんなプレーをしようとも、CRUSADERSは勝たなければならない。
どんな事が起ころうとも次の世代に繋ぐ為に岐阜大を打ち破る覚悟を決めて、CRUSADERSは戦う。

【1Q】
CRUSADERSキック、岐阜大レシーブでのキックオフ。
CRUSADERSのオンサイドキック、いきなり観客達を驚かせる事になる。
思ってもない所で、オンサイドやロンリーセンターなどの奇策をしかけるのが岐阜大の十八番。
まさか逆にやられるとはと岐阜大は隙を突かれた。
奇襲は成功しCRUSADERSからのオフェンスでスタート。
オフェンス1シリーズ目、4回生のバックス陣が岐阜大ディフェンスをひらりとかわして翻弄する。
CRUSADERS最強のWR#2伊東へのパス、RB#3加藤へのスクリーン、QB#4土本のラン。
3人が中心となってエンドゾーンへ近づいて行く。
そして、#2伊東へのパスで先制タッチダウンを決めた。(PAT成功、7-0)
最初のオンサイドキックから流れが非常に良い。
試合開始から3分、CRUSADERSが一歩リードした。

CRUSADERSのキックで試合再開。
ディフェンスの1シリーズ目、ディフェンスもオフェンスに負けじとプレーするが岐阜大オフェンスが取られた分を取り返そうと少しずつヤードを稼いでいく。
このままでは追いつかれてしまうと思ったが、そうは問屋が卸さない。
CRUSADERSディフェンス最前戦の巨人、DL#70臼井が見た目通りのパワーと見た目によらないスピードで岐阜大OLを負かして敵キャリアを狙う。
臼井のプレッシャーが敵オフェンスのヤード獲得を阻む。
自陣30ヤード地点、敵QBがプレッシャーに負けてスナップされたボールを後ろに弾いてしまう。
それを待ってたとばかりに臼井とDL#87趙が敵OLをかき分けてボールを取りに行く。
ボールは岐阜大がリカバーしたが、最初の地点からリカバーした地点まで約30ヤード程のロスが生じた。
ディフェンスの1シリーズ目はDLが大活躍したシリーズとなった。
そのままパントで攻守交代してオフェンスの2シリーズ目、WR#5塗師へのパスでゲインするもタッチダウンには至らず、そのまま1Qが終了した。

【2Q】
CRUSADERSのパントから試合再開。
そのまま、CRUSADERSディフェンスの2シリーズ目がスタートする。
敵のランはなんなく止まるが、パスをちらほら通される展開。
岐阜大からすればランではDL#70臼井やLB#10渡辺に簡単に止められてしまう。
そうなれば、当然一番通用するパスの頻度を増やすだろう。
このシチュエーション、この判断をずっと待っている男がいた。
DB#14鈴木、別名「守護神」の彼は4年生の誰よりもスカウティングをして得た岐阜大のパスコースやWRへのパスの頻度、あらゆる情報を元にして動く。
予測した地点に見事ボールが来てキャッチ、インターセプトで敵からボールを奪う。
攻守交代したオフェンスの3シリーズ目、このシリーズはWRが最も活躍したシリーズとなった。
#2伊東は勿論CRUSADERSのエースレシーバーだが、それ故に敵に最もマークされている。
そんな時にWR#5塗師、#49服部がパスをレシーブしゲインしていく。
そしてWR#5塗師へのパスが決まり、2本目のタッチダウン。(PAT成功、14-0)

CRUSADERSのキック、K#9恒藤のスクイブキックで岐阜大リターナーがもたつき敵陣30ヤード地点からCRUSADERSディフェンスの3シリーズ目だったが、ランパス共になんなく止めてパントに抑え込む。
代わったオフェンスの4シリーズ目は、RB#28佐藤が力強い走りを見せてくれたが、岐阜大ディフェンスがCRUSADERSオフェンスにアジャストしゲインはあまりみられず4thダウンパントとなった。
続くディフェンスの4シリーズ目、敵QBがフラットゾーンに投げたボールをWRがとり損ねる。
そこをすかさずDB#14鈴木がキャッチし、そのままエンドゾーンへ走り込みタッチダウン。
2回目のターンオーバーを決めた。(PAT成功、21-0)

CRUSADERSのキックからのディフェンスの5シリーズ目、鈴木の活躍に触発されたのか、今度はDB#31寺井がインターセプトを決める。
攻守交代したオフェンスの4シリーズ目からディフェンス6シリーズ目までは、お互いの激しい攻防がみられたが膠着状態が続き、そのまま21-0でCRUSADERSのリードで前半が終了した。

【3Q】
CRUSADERSのキック、岐阜大のリターンで後半開始。
オフェンスの5シリーズ目は、RB#28佐藤のランやWR#19海野や#5塗師への短いパスで確実に進んでいったが、4thダウンからのフィールドゴールトライは失敗で攻守交代となる。
交代したディフェンスの7シリーズ目、自分達のペースを取り戻したのか、岐阜大オフェンスが少しずつプレーを通し始めた。
ここで岐阜大が4thダウンでギャンブルを試みる。
投じられたロングパスはDB#31寺井が見事カットし、岐阜大のチャンスを見事阻止した。
オフェンスの6シリーズ目、CRUSADERSオフェンスはパスメインだがランも悪くない。
RB#3加藤、#28佐藤は勿論の事、QBである#4土本の走りもよい。
これはバックス陣だけでなく、最前戦のOL#56浅井、両面であるDL#61倉地達をメインとしたOL陣が頑張ってくれているおかげである。
多彩なプレーで敵を翻弄し、ここで3Qが終了する。

【4Q】
最終第4Q、点差も開いているが油断はできない。
4thダウンとなりCRUSADERSのパント、#10渡辺の激しいパシュートによってノーゲインの状態に抑え込む。
交代したディフェンスの8シリーズ目、シャットアウトまではいかないがなんとか敵オフェンスを食い止め、岐阜大4thダウンのパント隊形からのスペシャルプレーも完全に止めた。
その中でも、DB#25梅本のハードな球際の寄せ、DL#95島田の豪快なラッシュ、LB#44肥田野のタックルなど次の世代である3回生の活躍がしばしばみられた。
攻守交代し、オフェンスの7シリーズ目に突入。
オフェンスもディフェンス同様に次の世代のプレーヤーが活躍する。
RB#28佐藤の力強いラン、WR#19海野のキャッチからのランアフター。
敵DBを振り切って海野がタッチダウン。(PAT成功、28-0)

試合終了まで残り4分。
CRUSADERSのキックからのディフェンスの9シリーズ目、DB#13林が4thダウンギャンブルプレーを阻止。
しかし、オフェンスの8シリーズ目にインターセプトされてしまう。
ディフェンスの10シリーズ目、先ほど交代したDB#13林を狙ってパスが何本も飛んでくる。
林は今持っている自分の能力で戦い、ゴール前でなんとかふんばった。
攻守交代したオフェンスの9シリーズ目は、自陣から少しずつ進んで4thダウンパントで攻撃権放棄し、ディフェンスの11シリーズ目も4thダウンまで守り切り、最後はオフェンスの10シリーズ目でニーダウンし試合終了。

結果は、28-0でCRUSADERSの勝利。
無事1部に残留する事ができた。

(レポート By 13生 舟橋氏)

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